旅行期間:2019年10月1日(火)~10月7日(月)
添乗員:西本 章二
ツアー3日目はメキシコシティを離れて一路東へ120kmのプエブラへ。
ちなみにプエブラとは『天使の町』という意味で、アメリカのロサンゼルスと同じ意味を持つ地名です。
メキシコシティは周囲を4000メートルを超える山々に囲まれた盆地なので、プエブラへは標高3000メートル以上の峠を越えて行くことになるのですが、高速道路が整備されているので、山道を登っているという感覚も無いままに越えてしまっていました。
峠を越えたあたりから、万年雪をいただいた2つの山が見えてきます。
1つはイスタクシワトル山(5286メートル)です。
もうひとつの峰は、その美しい姿から「メキシコ富士」とも呼ばれる活火山『ポポカテペトル山』(5426メートル)です。
ポポカテペトルからはこの日も噴煙が上がっていました。
メキシコシティを出発して約2時間でプエブラに到着です。
プエブラは街全体が「プエブラ歴史地区」として、世界文化遺産に登録されています。
まずはこの町で一番の見どころ、サント・ドミンゴ教会を見学しました。
16世紀から17世紀にかけて建造された教会ですが、ここの礼拝堂は圧巻の一言。
壁面一面が精緻で絢爛なバロック様式の金箔張りの彫刻で埋め尽くされており、息をのむ美しさでした。
プエブラの旧市街の印象は、とにかくカラフルな街並みです。
町中が様々な色彩で埋め尽くされており、青い空ととてもよくマッチしていました。
『砂糖菓子の家』と呼ばれる副王の迎賓館、バリアン市場などを散策しました。
昼食は内装が素晴らしいHotel Colonial de Pueblaのレストランで、郷土料理の「モーレ料理」をお楽しみいただきました。
昼食の後は、プエブラから車で約30分のチョルーラへ移動です。
チョルーラにあるアステカ時代の神殿「トラチウアルペトル」は、底辺が400mを超えるメキシコ最大のピラミッドといわれています。
現在は緑が生い茂り、小高い丘の頂上にはカソリック教会が建てられており、ピラミッドを想像できる姿ではありませんが、丘の地下に入ることができるので、アステカ文明が華やかだった頃
の往時の様子をご覧いただけます。
この日の夕食は、メキシコシティに戻り、マリアッチ音楽を聞きながらのお食事が楽しめる人気店「VILLA MARIA」で楽しいひとときを過ごしていただきました。
《その③へつづく》